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SSS は2000年3月の設立当初より、ホームレス状態の方をはじめとする生活困窮者の支援を行ってきました。
生活困窮者とは単に経済的に困窮している方だけを指すのではなく、高齢者、障碍者、母子・父子世帯、外国人、D V 被害者、刑余者等、
社会的孤立に陥りやすい、いくつかの要素が複雑に絡み合った方々が含まれます。
2015年に1都4県で活動するSSS に寄せられた相談件数は5,353件にのぼりますが、
そのうち無料低額宿泊所の利用に至ったケースは76.0% の4,073件です。
さらにそのうち福祉事務所等の行政機関からのリファー(紹介)によって利用を開始したケースは3,843件と94.5%にのぼり、
医療機関、病院、警察、地域生活定着支援センター、地域住民の方、ボランティア、他団体等が単独もしくは複数関係することも多々あります。
また、2015年4月に施行された生活困窮者自立支援法により、
福祉事務所設置自治体は自立に関する相談支援や事業利用のためのプラン作成等を行う自立相談支援事業を必須事業として実施することとなり、
SSS でもこれまでの実績をもとに千葉県銚子市より本事業を受託しました。
自治体によっては任意事業である就労準備支援、一時生活支援、家計相談支援、学習支援も実施していますが、
SSS ではこれらと柔軟に連携し、新制度が始まる以前より自主運営してきた相談センターを中心に相談支援の充実を目指していきたいと考えています。
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どんなことでもご相談ください。
スタッフ一人ひとりが丁寧に対応いたします。
生活困窮者自立支援法における相談事業の支援対象者は「生活保護を受給していないが、生活保護に至る可能性のある者で、自立が見込まれる者」と定義されています。
しかし、現状としては定義された対象者に限ることなく、地域に根ざした相談機関として、生活に困っている方の困りごとをお聞きし、その困りごとについての課題をひも解き、解決策(利用できる制度、給付)をコーディネートし、一緒に考えながらサポートしています。
アセスメントやプランの作成はもちろん主要な業務となりますが、一番大切なことは、相談者と共に考え、共に行動し、寄りそいながら支援を行うことで、社会資源や地域との繋がりを創っていくことであると考えています。
相談機関が主軸となり、社会資源や地域との横断的なネットワークを構築し、その地域に必要な新たな社会資源や制度を創造していくことが相談機関の長期的な使命であると言えます。
受付時間 9:00~17:00
土日、祝日については受付しておりません。
基本的には無料低額宿泊所の利用を前提とした相談が多数を占めますが、
「家がない」、「お金がない」、「生活に困っている」といった相談全般を受け付け、
衣・食・住の確保や生活保護の申請など、問題を解決するためのサポートをします。
2017年に1都5県で活動するSSSに寄せられた相談件数は6,479件にのぼりますが、
そのうち無料低額宿泊所の利用に至ったケースは67.4%の4,368件です。
地域別の相談数は東京23区が突出して多く、人口や単身生活者の多さが関係していると考えられます。
ちなみにSSSの自立支援施設の設置状況(2017年10月現在)は、
東京23区:40施設・定員1,094人、東京多摩地区:23施設・定員842人、神奈川:13施設・定員572人、
埼玉:17施設・定員916人、千葉:25施設・定員1,123人、茨城:5施設・定員211人、山梨:1施設・定員40人、
合計124施設・定員4,798人となっています。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 合計 | 平均(月) | |
全国平均 | 15 | 16.1 | 16.5 | 15.3 | 15.3 | 15.1 | 14.7 | 14.4 | 12.5 | 14.4 | 14.2 | 163.5 | 14.9 | |
ちょうしSC | 19.2 | 20.8 | 17.6 | 11.2 | 20.8 | 17.6 | 17.6 | 19.2 | 12.8 | 16.0 | 17.6 | 19.2 | 209.6 | 17.5 |
※全国平均は2017年2月分までの集計
人口10万人あたりの新規相談受付については全国平均よりも多い相談件数となっています。
銚子市の人口は約62,482人(平成30年4月1日付)です。
比較対象を揃えて換算すると銚子市新規相談受付数209.6人、平均17.5人/月となり、
全国平均よりも多い事業実績を収めていることが分かります。
新規相談者131人の初回相談項目※重複可
来所される相談者のうち約6割の方が収入・生活費についての相談になります。
特筆すべきは約4割の方が病気や健康、障害についてお困りであり、65歳以上の高齢者は約3割になるということです。
非稼働対象者の相談者は、第2のセーフティーネットの制度では救いづらい層になります。
その理由はこの制度のメインである離職者のための制度活用が困難であるからです。
社会資源や他制度活用をコーディネートするだけでは限界が有り、
今後は相談機関として相談状況を分析し、制度そのものに提言をしていく必要があると考えています。
海で自殺を図ろうとしていたところ警察に保護されました。
自殺を考えて身分証・預金通帳等をすべて破棄してしまったため、身元不明扱いで警察、行政とつながりSSSに相談。年金を2カ月で約30万受給していたため、
行政には生活保護の対象にはならないので関われないと言われました。
現時点で手持ち金がなく、仕事もない中で生活保護の対象にならないかとSSSのスタッフが行政にかけあってくれました。
預金通帳を再発行するにしても身分証もなく時間がかかってしまい、この間、一文無しの状態でどう生活すれば良いか分かりませんでしたが、生活保護の対象になるはずと話し合いを続けた結果、申請を受理してもらえることになりました。自暴自棄になった過去を反省し、現在は年金を再受給できるようになり、安心した生活ができています。
支援実績 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 合計 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
電話相談・連絡 | 22 | 12 | 15 | 5 | 16 | 18 | 8 | 7 | 7 | 11 | 10 | 14 | 145 | 12.1 |
訪問・同行支援 | 8 | 10 | 10 | 4 | 7 | 2 | 0 | 2 | 5 | 4 | 10 | 8 | 70 | 5.8 |
面接 | 31 | 24 | 24 | 26 | 29 | 19 | 24 | 22 | 14 | 15 | 30 | 19 | 277 | 23.1 |
他機関との電話照会・協議 | 23 | 28 | 17 | 24 | 37 | 18 | 14 | 25 | 16 | 18 | 39 | 24 | 283 | 23.6 |
その他 | 2 | 3 | 3 | 4 | 5 | 0 | 0 | 7 | 6 | 3 | 1 | 5 | 39 | 3.3 |
対応件数合計 | 90 | 80 | 72 | 65 | 97 | 58 | 47 | 64 | 48 | 51 | 91 | 72 | 835 | 69 |